【VRChat紹介#5】VRChatの声
VRChatで飛び交う声
VRChatはボイスチャットアプリだと紹介しましたが、実際に行われているコミュニケーションは口頭での会話に限らず様々です。
今回はいくつかのスタイルを紹介していきます。
マイクミュート
一般的には無言勢と呼ばれるタイプです。何らかの都合でマイクを使いたくない人がVRChatを遊ぶときにこのスタイルを選ぶようです。
マイクを使えないとコミュニケーション上では大きな制約を受けることにはなりますが、デスクトップモードでも肯定と否定ていどなら首振りで表現できますし、VR環境がある場合はハンドジェスチャも加わります。アバターカスタマイズができるなら、Snail markerをはじめとするペン状のツールをアバターに実装すれば筆談によるコミュニケーションも可能です。
Publicではおなじみの落ち武者の人。最近Snail markerを導入した。
合成音声の利用
Voiceloidの出力音声をマイクデバイスにバイパスすることで、キーボードによる文字入力で会話をする人、さらに「ゆかりねっと」の音声認識ソフトをバイパスさせることで自分の肉声の代わりにVoiceloidに声を出させる人がいます。
前者はマイクミュートと同じく声を出しにくい環境にいる人、後者は肉声を使いたくない、あるいはキャラクターに深くなりきる目的と想像できます。
問題点としては会話するときにテキスト入力なら入力時間分だけ、ゆかりねっとの場合は変換処理の時間だけのタイムラグが発生することです。
ボイスチェンジャーの利用
各種ボイスチェンジャーのアプリを利用して、男性が女性の声をだしたり、わざと合成音声らしくしてアンドロイドがしゃべっているように表現している人がいます。
これは明確にキャラクターに対するなりきり目的出あることがほとんどです。
ただ、これは特殊な例ですが、女性がその肉声をごまかす目的で利用するパターンもあります。現状VRChatのユーザーの男女比は恐らく100:1くらい。正直女性がまともに遊べる環境ではありません。意識しているにしろしていないにしろ、女性的な役割を期待されすぎてしまう側面があります。なので、そこをごまかす用途としてのボイスチェンジャーは一つの答えになります。本来は性別をごまかす必要が無いのが理想ですが、当面の妥協案ですね。
マイクミュートでもアバターにつけたエフェクトをパフォーマンスとして披露することに重点を置いている人もいますし、これらは本当に人それぞれです。
VRChatは無料のアプリなので、とりあえずログインしてみて、様々なプレイスタイルを観察してみて自分と合うものを採用するというのも良いかもしれません。